若いころ 大好きだった “服” 「一つ目小僧」 それこそ 一目ぼれだ 最初の出会いは 「モスグリーンのワンピース」 造り...は とても シンプル 色...と 布地 と 型の バランスが 抜群に良かった ちょっと 欲張って 腰に巻く...感じで ベルトを プラス これがまた 良かった 素材...は 今でも 謎なのだが 少し シャリシャリ感のある 細くて 柔らかな 金属っぽいもの そこに 小さな 鈴が いくつも 縫いこまれている 鳴る音は 控え目に “シャワッ シャワッ”って こんな 感じだ 「大好き!」 そう 思った まるで チャリオット...にでも 乗って しまった 気分 そして“くつ” 黒のエナメル ローヒール 上品な 黒の リボンが 乗せられて... 「それを 下さい」...と言うのに 何の 迷いも なかった その お店は 布地屋さんだ その中の 一角に “おひろめ”されていた “一つ目小僧”を相棒に いろんな場所へ出かけ 様々な 人たちと 出会い 楽しいことも つらいことも 一緒に “あの時代”...を 一緒に 過して くれた 「身にまとうもの」 「身に着けるもの」 力...を くれてたんだな 守って...いても くれたんだな ほんと そう 思うよ 「一つ目小僧」 私にとっては “ふるさと”...だ 大好きな “ふ・る・さ・と” 追記 でね あのベルト 鈴...の ベルトに 名前をつけてみたわ 「縄文ベルト」 なつかしい “縄文” それこそが ”ふるさと”...だ