渡良瀬橋

橋を 渡ろうと 思ったけれど

足が すくんで 進めない

どんなに 小さな 事柄だって

未知の 世界は こわいもの

おじけづいて 二の足を踏む

「進めないこと」 その為の

伏線 周りに 張り巡らして

安心 安全 これでいいよと

自分で 自分を 納得させる


誰かが 小石を 放り投げて

流れる 川に 音を 立てた

音が 耳に 届いた者は

そこに 何かの 意味を知る

ふるえる 足を 橋に のせて

小さな 一歩を 進み出す

信じて もらえた 喜びに

橋も 自身を 強くして

向う岸に 着くまでを

しっかり 支えて くれるだろう

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