「まつれ まつれ まつり 参らせよ」 神社で お参り していたら 意識のなかに 飛び込んできた その ことば この ことば 16年も 前だけど ずうっと 想って いるけれど 確かな 意味が わからずに 今も それを さがし 続けて その ことば この ことば 力強くて やさしくて 今も それに はげまされ 私を 支えて くれている 「まつれ まつれ」 「まつり 参らせよ」 踊りのような ことば だった
ガロ
夜明けに 鳴く鳥 奇跡の 鳥だ 冬至の さくを 越えたとき ガラッと 変化が 現れる 過去から 今で 今から 未来 宇宙でみると 元旦でしょう 古いものから 新たなものへ 見事なほどの 切り変わり ”日”のエナジーの 強い時だ 空を 仰いで お参りしたら いらないものを 脱ぎ捨てて 新たな おひさま あびましょう 宇宙 元旦 おめでとう
縄文の森
もし 一度だけ タイムスリップを許されるなら 私は 縄文のときに行ってみる その空気 吹く風を受けて その音をきく 流れる水をあび 口にふくんでみたい 両手でその冷たさを感じ 太陽をあび キラキラと光っているであろう その水に 自分を映し出してみたい 木々はどんなかな。 花々は 虫や 蝶々は。 トンボも居るかな。 自然界に有る それらすべてに 会いに行きたい。 人々は どんなかな。 どんなことばで 交流しているのかな。 どんな服を 着ているのかな。 きっと おしゃれな人たち 沢山居ると思う だって 最高に美しい アートのような 風景の中で 日々を送っているんだもの。 長くは着れなくても その時々に応じて 機能性もしっかりしていて それでいて 自然の中にある 色味を使い 遊びごころも 満載だったり どんな風な 美しさなのだろう 考えただけで 体温が上がりそうだ。 お化粧はどんなかな。 髪はどんな風に 結んでいるのかな 現代人を はるかに超える 美しい人たち かしこい人たち いっぱい居たりして... だとしたら そっと 秘密にしておかなきゃね。 タイムスリップ 終わって 帰ってきたら 記憶は消してもらおう 心の中にだけ ”なんとなく”って感じで 残っていれば 多分 充分です。
土地神様
土地神様 神社でお参り 打つ手の音が 心地良いな 願いごとは 浮かんでこない ただ ここに 居たい それだけ。 ”清め” ふと、心の中に響いた 思わず ”祓え給い、清め給え、 神ながら守り給い、幸わえ給え” ゆっくりと 唱える。 風が吹いた 強くはないが。 甘い香り 少し香ばしくて やわらかくて 前にも 感じたことのある 香り ”栗の木だな” 夫が言った。 そうなんだ 栗の木なんだ いつも見ているのに はじめて出会った気がする なのに 何だか 無性に 懐かしい