たとえ カタチで みえなくても ちゃんと ここに 在るもの それは 在るんだ こころが 感じるままに 何もしなくたって しみ入ってくるもの 愛って ことば あまりに 大きすぎて よくわからなかったけど ほんとは 知っていたんだ うまく 表現できなくたって ただ 感じる それだけで よかったんだ 手には 触れられない ものだとしても 生き生きと ここに 存在している 今 この時だって 遠い遠い 未来にだって まるで 歌う ために 生まれてきてくれた カレン・カーペンターの その 歌声の ように
lettre
久しぶりに 聴いてみる 好きで たまらない ミスチルの歌 あの子が いなくなってから 音を止めていたんだよ 来る日も来る日も 部屋に流れて あの子と 一緒に 聴いてた歌だ 耳に ふれると 泣けてくるから 音から 離れて いたんだよ だけど 止めるの 止めたんだ どっちにしたって 泣いてる 心 もう会えないって 知れば知るほど この手は あの子を 求め続ける 気付くと 五感で 探して いるわ さようならが まだ 言えなくて 毎日 あの子に 手紙を 送る 音に 手紙を 乗っけて みたら そおっと 運んで くれる気がした あの子に 届けて くれる気がした 初めの 言葉は 「ありがとう」 これを 乗せて 下さいな
青い夏
汗をかくのが 大好きだった 私の夏の 表現は たっぷり 汗を かくことで 毎年 それが 楽しみだった 暑い 暑いと ぼやきながらも なぜだか 意欲が わいてきて 流れる汗が ほこらしかった 今年の 夏は こなかった すべての 汗は 涙に変わり 身体の外に こぼれていった 8月10日の 朝早く あの子が 逝って しまったの 心の 準備も 出来ないくらい あっという間の 出来事だった 春から 吹いてた 強い風が あの子を さらって 行ったのか それとも 造った 青い庭が あの子を 上に持ち上げたのか 今年の 夏が 私の ハルを 私の手から 奪って行った 今年の 夏を 忘れない こなかった ここの 青い夏 私が 向こうに 帰るとき この手に 抱いて 連れて行くよ 涙にかわった夏と一緒に あの子に 会いに 走ってゆくよ
風
かわいい ハルと 朝の お散歩 ばったり 出会う ”太陽くん” お顔 にっこり しっぽ ピコピコ ステキな 名前 もらったんだね また... 会おうね ”お日様”...くん あの子たちが いてくれた あの”とき”...の 風 その におい 私の目の前 通り 過ぎる... くるっと 回って 包んで くれた
二代目
くる日もくる日も ハルとヤマトと 歩く日々 ときどき しんどいことも あるけれど 間違いなくの ”やさしい時間" 流れる...ような たまに一人で 歩いていると 「あら? 今日はどうしたの?」 そんな声を かけられる 思わず ”クス”と 笑ってしまう そうだよね 何かが 足りない わかるよ 自分でも それ よ~くわかる 右手と左手 そこに彼らが居ないとね ... だいとかな あの子達との ”時間”へと つながっていく ハルとヤマト... いつのまにかの 立派な ”二代目”...だ