心が 泣いて いるのに 「たすけて」...と 悲鳴を あげているのに しらんぷり して 耳を ふさいで 聞こえない ふり そこに どんな 意味が あるのか 一度ぐらい ちょっとだけ 立ち止まって その声を 聞いて あげたら どうだ その声に 寄り添って あげたら 一度ぐらい 心を 暖かな 安らぎの中で 大切に 大切に なでで あげても いいんじゃない 置いてきぼりに しないで あげて ないがしろに しないで あげて 心が 小さな 小さな 子供の ように 泣きじゃくりながら 追いかけてくる ”まって” ”まってよ!” 何度も 何度も 転びながら それでも 追いかけて きてくれるのに ほんとだね 忘れたふり... さえも 忘れてしまってた 自分のこころ 迎えに 行こう 会いに 行こう いっぱい いっぱい あやまって 傷の 手当を してあげよう これからは いつも 一緒...だ ずっと... ね
かくれんぼ
”みつけて もらうこと” かくれる 意味は ここに ある みつからないよう 精一杯...の 努力をして それからの ”みつけて もらえる”という 大きな 喜び おもて...では みつからぬよう 必死で 息を こらす うら...では みつかったとき...の 自分の 表現に 胸...が 踊る ここ...で 反転 か みつかった者は なぜ...か 意気揚々と おもてに出る みつからなかった者 息を止めたまま じっ...と そこ...に とどまって ねえ きっと みつからなかった ひと 山ほど いるよね 置き去りに された ひと たち かくされた ままの ひと たち みつけて もらうまで じ...っと 待ってる ひと どれくらい いるんだろ .... だからさ ”時間だよ” ”出て こようよ” 合図の 笛を 吹いて みようか 合図の 鈴...を 鳴らして みようか じ...っと 耳を すましているから たぶん きっと 聞こえるよ 戸...を開けて 出て こようよ ね 自分...でね
夜
苦しくて苦しくて でも 頑張っていた 逆に懐かしささえ 感じてしまうほどの あのころ 17年前からの 気が遠くなるような ”長い夜” あまりの つらさに たまたま縁あって 知り会えた ”ある方” その方に思わず ”私は どうすれば”と 問いかけてしまう 答えは たしか ”当たって砕けろ” だったな その一言だけ だった ”当たって砕けろ”...か 今 やっと その言葉に 向き合える ずっと傍に 居てくれた その言葉 ”長い、長い夜が” 明けてくる そして この長かった夜に なぜか 感じてしまう ”愛しさと 感謝” 夜は夜なりに 寄り添っていてくれた ”その時間”に それに ”感謝” 今は この言葉しか 浮かんでこない 自分を取り戻す それが はじまる