知る

どれだけ 時を ついやせば

こころは 納得 できるのだろう

ありったけの ことばの意味を

塔婆のように 立てて みても

荒ぶる 想いに かき乱されて

ここの この場に ひれ伏すだけだ

私は ほんとに 知らなかったの

あの子が 逝って しまうことを

白く 昇る 煙を 見ても

箱に 収まる 命を 見ても

今も 私は 知らないままで

流れる 時に 押しつぶされる

いきなり ここに 飛び込んできて

あっという間に 上がっていった

私は それを 知らないの

知るとは なんて 残酷なこと

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