残りの 生は アンコール そこで 奏でる その曲は 自分で 選んで 自分で 決める 音に あわせて 舞うように ひとつ ひとつの 花びらを 風に 乗せて 泳いでいこう 最後の ひとつを 見届けたとき 静かに 降りる カーテンは 誇りと 感謝で 満ち溢れ 静寂に 在る 佇まい 揺らぐ ことなど ありは しない 残りの 生は アンコール 残りの 生きるは アンコール
téléphoner
「うれしい」を 思いきり 表現できるって ステキだな 「うれしい」を 隠すことなく 伝えられるって シアワセ なこと たとえ わだかまりが あったって ほんの少しの 不安な心が あったって そのときに このときに 「うれしいな」って 感じたら 大きな声で 届けてみると いらないものは 吹き飛ばされて きれいな 想いに 満たされてくる 素直に なるって ヨロコビ だ 素直で いるって シアワセ なこと 受話器を 置く手が やさしく みえた 笑顔が ここに 戻って きたよ
誰か答えてくれますか
次から 次への 問いかけに 誰が 答えて くれるのだろう 罪とは 一体 何なのか 正義の 意味が 判らない 人と 人との 繋がりのなかで 罪も 正義も バラバラだ 人が 造った 定義なんて あっという間に 崩れ落ちる 自然の 世界に 沿わないことは いずれ ここから はじかれる 原点 ここに 戻らなければ 調和は 決して 起こりはしない 大自然との 大調和 大きな 大きな 課題だな
pleine lune
争いごとに 巻き込まれ 酷く 傷つき 傷んだ羽を 守るために 鳥かごに 自ら 入った トリが いる 癒して 癒して 治した羽は 怖くて 広げられなくて いつでも 出られる 籠の中 そこで 息を ひそめてる ふと 目に写る 満ちた月 光を 浴びた 黒い羽 意識を 越えた 美しさ それを 眼にした 瞬間に 自分の お役目 思い出す カラスは 口元 弧を描き 錠を 外して 戸を 開ける 自ら 掛けた 罠を 知り それを 見事に 手離した 七色 漆黒 羽ばたいて 勇気を ぐうっと 吸い込んで 高く 遠く 飛び立った 光に 後押し されながら 月に 感謝を 捧げながら
va te faire voir
ナサケ だけでは 事が 進まず 合理が 過ぎれば 心が かれる 着地点を 探し ながら こころの 納まり みつけていくよ 春が 待ち 遠しいのなら ころもの 替えを 準備して その日を 迎える 喜びを 静かに まって みようと 思う 今に あかりを 灯していれば きっと 未来は 見えてくるから カラで 広げた 両の手は 次の バトンを 受け取る だろう
カミナリ
かみなりの音って 嫌いじゃないの ふとんに潜って ドキドキしたり 姿勢を正して 目をつぶる 音が 窓から 飛び込んできて 身体の中で 鳴り響く その振動に 揺り動かされ 細胞までもが 震わせられて そんな音って 嫌いじゃないの 生まれ 変われる 気がするよ かみなりの音って 怖くはないの
ハミングバード
ハチドリ その 一滴 無意味な 連鎖を 止められず 悲しい 時間と 費やす 力 拍手を 送りたくなるほどの 無心の 一生懸命が 注ぐ 場所を 誤ることで カラカラ カラカラ 空回る 視野を 広げて 視点を かえて 出口を みつけて ほしいんだ 同じ 力を 使うのならば 向う 先を 見極めて そこから 行動して ほしいんだ 自分の ためと まわりの ために 滴に 命を 与えて ほしい