夜は

夜は
夜なりに
精一杯
その状況を
整えればいいのか
真夜中に
暗い暗いと言って
嘆いてみても
何にもならない
お話にも
ならない
”暗い”のが
真実。

当たり前だから。

そこに
あらがっても
どうしようもない
真夜中に
”お日さまを”と
手を伸ばしてみても
天地が ひっくり返っても
無理な話だ
”理”が
”無”いのだから

夜は夜で
その時に
できることを
していればよい
”内観”できるだろう
”休息”できるだろう
ありがたいことだ
そのうち
いやでも
夜は明ける
お日さまが
上がってきたら
思いきり
動けるように
準備しておけば
いいんだな。
体力の補充
心を静める
夜は夜で
やれること
ちゃんと
あるんだな

夜の
時を
良い感じに
味わった者は
お日さまが
上がった時に
思いきり
動けるということかな
そういうことかな

お日さま
上がってきて
うれしくって うれしくって
そんな時こそ
ちゃんと
物事を
観るんだよ
まぶしさに
目がくらまないように
間を
とるんだよ 上手にね。
ゆきすぎ
ないように
ここが
肝心だな。

自然の理に
天地の理に
リズムをあわせる
これが
”コツ”かな
何度も 何度も
ここで
失敗して
はいずり回ったから
忘れないよう
この
”コツ”に
側に
居てもらおう
いつも。
側に。

サムライ

端午の節句
五月人形を目にすると
なぜか
いつも
心に浮かぶのが
宇野昌磨くん
もう
立派な青年であるが
ところどころに
あどけなさの残る
大好きな
フィギュアスケーター
やさしくて
力強くて
粘り強く
努力家で
ところどころで
あらら・・・と
おっちょこちょい感もあるけど
いざとなると
勇猛果敢に戦い抜く
勝負すらも
超えたところで
自分を
表現する 美しさ
何があっても
言い訳しない
潔さ

”サムライ”だな

浅田真央ちゃんや
高橋大輔さんと共に
ほんとうに
大好きな”選手”
であり
大好きな”人”
です

これからも
ますます
その名前のように
さらに 磨いて 自由に のびのびと
喜びに満ちた
福のある
人生を
歩んでください
心から
応援しています。

よろこび

”なでていい?”
何て やさしい
問いかけだろう

小さな小さな手で
私の大切な写真に
愛情を
”しるし”てくれた
ありがとうが
こみ上げてくる
よろこび と ことほぎ
いやされる
という
はっきりとした
体感

写真の中の
かなの笑顔が
写真の中の
だいの純粋さが
強く
深くなってくる

この
小さな小さな手に
彼女の
やさしい心に
感謝と
永遠につづく
強い
守りを。

勇気

太古の昔
人間が持っていた
本来の力
これをどう
取り戻すか
便利を追求するのは
もう この辺で
この あたりで
自然との調和
土、水、空気 動物、植物
地球という
”まる”の上で
どう
お互い折り合って
バランスをとってゆくのか
それは
恵まれた知能、技術力を与えられた
その恩恵をさずかった
私たち人間にしか
出来ないことであり
それこそが
良質な
リーダーシップというものでは
ないだろうか

急がなくてもいい
ゆっくりでいいから
少しずつ その感覚を思い出す
そして、その感覚に
素直に 正直に向き合い
方向性を見い出してゆく
行動してゆく
そのことを子供たちに
しっかりと伝えてゆく
”本当に必要な便利”は大切なもの
ありがたいものとして残し
行き過ぎているものは
勇気をもって手離す
これができるのは
私たち人間だけです

おじいさん

たとえば

希望が
かなうとき

本心から
希望を かなえようと
宣言し
それが
現実になる時

人は
恐怖を
感じるんだな

喜びの前に
恐怖なのだ
怖いが
なぜか
いやではない。

初めて
感じる
喜びと恐怖の
関係だ

陰と陽だな
わかる気がする
二つで一つだ。
セットだな。

このまるが
私の中で
まわり始めた。

数日前に
見た夢だ。

見知らぬ
おじいさん
私を
たずねて来て
”卒業の漬物だよ”と。
それを
届けに来た。

何の合図だ
おじいさん
スーツ
着ていたな。

“遊ぼうよ”

かなは
自分で
わかっていたのか。

ここで過ごせる時間が
あと
もう少ししか
ない
ということを。

体調をくずし出してから
だいに対して
ずい分と
”お姉さん”だったな。
ふと 想い返してみると
そのころから だいは
かなに
甘えるようになっていた
気がする。
全部は覚えていない。
ところどころだけだ
人間の記憶能力など
こんなものか
いや
私が単に
忘れっぽいだけなのか。

その日はいつもより
つらそうだったので
かなは おうちで お留守番
ささっと だいだけ
おしっこ うんちの為に
外に出た。
途中でかわいい柴犬の子犬に
出会った
”遊ぼう 遊ぼう”と...
何て可愛らしくて積極的なのか
まるで ここに来たころの
かなと同じだった。
不器用なだいは
”えっと” ”おおっと”と
彼女の愛らしいアタックを
かわしながら
何とか精一杯お相手をして...
だいくん、
人間だったら
どんなタイプなのかな
想像すると
 笑えてくるな

家に帰るなり
だいはかなの側に飛んでいった。
”遊ぼうよ”
いつになく積極的だった
かなは よいしょと身体を起こして
”まったく しょうがないわね”
とでも言いたげな顔で
だいの顔を
ペロペロなめていた。
だいに 育てられた かなが
いつのまにか
だいのお姉さんになっていた。

外は雪
凍りつくような寒さでも
家の中は
申し分のないくらい
暖かかったな
あのとき
あの
ほんの少しの時間。
「愛」って言葉で
表現しようか
「統合」って言葉で
表現しようか
どう
表現したら
いいのか
今の私には
まだ
わからない

あのときはごめん

あのときは ごめん
笑顔のかわいい女の子
近所の小学校1年生に
なりたて。
♡ちゃん。
おっきなお口をあけて笑い
おっきなお口をあけて泣き
パワフル全開
チャーミングな彼女
そんな彼女を
私は大泣きさせてしまったことがある

かなを見送ってから
しばらくの間 心が まるで
細い細い糸のようになってしまった
その糸が
いつも いつも ふるえてたな。
ある日
夫が
”ひとり”になってしまった だいを
散歩に連れて行こうとして
玄関を出たとたん
私は
”まって”と思った
”まって”と感じたのだ
なにか
とても
だいまでもが
どこかに
行ってしまいそうで
ものすごく
”恐怖”を感じた
”まって””まって”
おおごえで
叫びながら
泣きながら
はだしで外に飛び出して
夫も
だいもおどろいてたな

そこに
ちょうど通りかかった
そのおひさまのような
女の子
♡ちゃん。
私の様子に びっくりして
たぶん
あまりに びっくりして
ハナジを出してしまった。
ハナジを流しながら
私の名前を呼びながら
○○さんが泣いているー
○○さんが泣いているー
...と...
彼女のほうが
いっぱい泣いちゃったよ。
私の笑った顔しかしらない
彼女。
あわてて テッシュで ハナジ をふきながら
ごめん ごめん もー泣かないから...
♡ちゃんも泣かないでー
そんなことを言いながら 頭をなでながら
あぁ... いい大人が... すまぬ...
お日さま ♡ちゃん
あのときは本当に
ごめん