ていねいに 料理をつくってみる 別に 特別なものではなくても ゆっくり やさしく つくっていると そこから でてくる すべての 音が 心地 良いことに 気が付いた まな板を 両手の前に置く たった それだけの 作業でも 耳に響く その 音は いつもと 全然 違うんだ はい どうぞ...と まな板が 私を 歓迎してくれる ”ごはん つくらなきゃ”ではなくて ”どんな ごはん つくろっかな”って気分 になってくる 音を 楽しんで 遊んでいたら そのうち 料理が 出来上がる こんな 感じで つくっていると なぜだか 色まで カラフルで 子供のころの ”おままごと” 思い出しちゃうよ いっぱい かわいい ごはんを つくったら うちの おじいちゃん 若返ってくるかもね うん いいかも... これ 楽しみながら 日々 観察してみるか あ... ごめん こんな言い方 ”おじい”...に 失礼 だよね あ... でもさ ほんとに 若返ってきたら すごいよね 水玉模様の かわいい パジャマを プレゼント するよ おお... なんか... さらに 楽しく なって きたぞ 去年から 我が家の 一員 ”うちのおじい”...だ 一人ぼっち...に なっちゃって 不安で たまらなく なっちゃって 来たばっかのときは どよーーーん だったな ...あれから 一年 最近...やっ...と ポヨーーンって 感じで よーし そのうち シャキリーン!...と ”桜 ピンクの おじいに 変身...させてやるわ...て ...なんてね ねぇ だいくん 今日は 外は 雨だけど この 台所...は 快晴...だ ねぇ かなちゃん やっと...だ やっと ここまで これた かなに いっぱい しかってもらって... たくさん たくさん はげまして もらって 一年... かかったよ この子たちに 心からありがとう ねぇ かなちゃん 今日は 少しだけ 泣いても いいよね