街中にある

品の良い 小さめな 神社

時々 寄らせて いただいて

ご挨拶...と

 お参り...を

そこに 居る
 
 いつも 居る

  カラス たち...

人...に 慣れて おられるのか

 ここ...を 守っての

  その都度の チェック なのか

側に 行っても 飛んで 行かない

なにも 話して くれないが

ス...と 寄り添っては
     . .
 人を みる

なんて かわいい 門番さんたち

その黒は

 とても きれいで

青や緑

 それから 紫

  光らせ ながら  身に まとっている

ああ ほんとに “きれいだな”

 そんな風に

  いつも 思う

「美しい 黒」

「色とりどりの 黒」

目を そらさずに

 じっと 見てくる その瞳

私 とっても 好きなんだ

“黒”の奥に

  美しさを かくして

控え目 なのか

 謙虚...なのか

それとも

 とても

  はずかしがり屋...


そんな 君たちが

 私は

  大好き

試練

2021年1月30日

夢...だ

道...がある

並ぶように いくつかの 建物

その中...の ひとつの 戸...の向こうから

曲...流れてくる うた...だ

ずいぶん 遠い昔に よく きいた うた

曲名は 忘れている 想い出せない

だけど 歌詞...は ちゃんと おぼえていた

曲...メロディー...に のって

しっかりと すらすらと ちゃんと うたえる

うれしくて 懐かしくて

胸が 一杯に なってくる

「ああ...」と その曲を

自分の 身体の すみずみまで...

“幸福感”で 満ち満ちてゆく

私と 一緒に 4、5人の
 たぶん 通りがかり...の人たち...が いて

曲が 終わった その時に

みんなが 同時に 手をたたいてた

“拍手”...だよ

“拍手かっさい”...だったよ

その...曲...

とても 若いころ よく きいた曲

「一つ目小僧」を着ていたころ...だ

大好きな 曲だった

その イメージは “ほこり”...だ


山口百恵

「This Is My Trial
  私の 試練」

は...と
 目が 覚めて

胸が 少しだけ ドキドキ していた

あまり...の なつかしさに

まるで ドロップでも

舐めてるみたいに

こころが 甘く うるおったよ

ありがたかった

私のこころ...
 ちょっとだけ
  疲れてた とき
   だったから...

“私の 試練”...て
  これまた
   なんとも イキ ですな

「まあ なんとか
  頑張れや...」

そんなとこですな

“後押しの
  ギフト”

あれから
 ちょうど
  一年...だ

くる日も くる日も
 その曲を あびて

ずいぶん 力...を
 もらったよ

ほんと 助けて もらったな


感謝...です

 ありがとう

リュック

人は よく

「重荷を 手離せ」って 言うけれど

「手離す 勇気を 持て」って 言うけれど

じゃあ...

“重荷”って なに?

“勇気”って どんな こころ?

“手離す”って...

人の思い 人の価値観
 人のその時々の立ち位置や
  周囲...環境...
    一人 一人 みんな それぞれ...だ

人に よっては
 その“重荷”というものが
  その人の 支えに なっていること だってある

たとえ それが
 どんなに つらく 厳しいもので あったとしても

そこ...に 生きる 意味を 感じている
 そんな ことだって あるんじゃないかな

だけど そんな なかで

背負う リュックに ギュウギュウづめに
 されている もの...こと...

一つ 一つ 手寧に 出してみて
 そこに 並べて みたり すると
  その 膨大な量に あらためて おどろいたり

これを 全部 しょってた 自分を
 ほめて あげたく なったり

頑張ってきた こころに 向き合えて
 無性に 涙が 出てきたり

ねぇ...

ご褒美 あげたく なっちゃうよね

そんな ときが チャンス かも

いっぱい 泣いて
 大声で ワンワン 泣いて
  なんだか スッキリ してきたら

気付きの ギフトが あるかも しれない

“取捨選択”という
  おくりもの

“荷”の 一つ一つを 手に 取って
   本当に 必要なものと
  持たなくて いいもの
   それの 選別

意識が クリアに なっているときのみ
 それが できる

神様は
 そのチャンスを
  くれるけど

“選別”までは
  手伝っては くれないな

それを するのは
 自分...でだ

ギフトの
 神さま
  イキ...だよね

頑張っている
 人たちに

頑張り過ぎている
 人たちに

 心からの
 
  ギフト...を

アリ

むかーし むかし

あれ
 息子くんが 小学校2年生のときだっけ

“アリ”に 話しかけてみた

はじめは やさしく
 こんせつ ていねいに
  しまいにゃ おこりながら...

我が家に 入ってくる
 ぞろぞろ...と

まあ それは それは
 すがすがしい ほどに
  きれいに 隊列を 組みながら
   一直線に ぶれることなく
  
侵入してくる“アリ軍団”

ひゃー
 お願いだ やめてくれ

最初は 掃除機で すったり
 ガムテープのお世話になったり

だけどね
 いやなの  ほんと...いや...

そんなこと したくない

でね

話しかけてみることにした

“説得作戦”

「掃除機が イヤなら 入ってこないで」

「ガムテープ イヤでしょ だったら こないで」

「仲間の みんなに
  ちゃんと 伝えて!」

おお...
 ものすごく
  古風な 作戦だな

もう やけっぱち だわ

それが...
 ですね...

この作戦が 大成功

勝利のラッパを
 ふいちゃおうか...って

次の日から
 パタ...と
  こなく なった

“は?” “え...?” “うそ...でしょ”

一匹たりとも
 入ってこない...
  そして 今に 至る...

嘘のような
 ホントの はなし

信じる者は 救われる

皆さんも
 是非
  お試し下さい


追記

でね
 あのね...

春から初夏にかけて

“アリ軍団”に 悩まされている
 ともだち...たちに
  ”この作戦”を 話してみた

即座に 返ってきた 反応は

「ゲラゲラ」... 「ケラケラ...」...

「わかった わかった
  もー いいから...」
......

だよなあ...
 誰も
  信じて くれません

あたしの “とっておき作戦”
 なんだけど...な

“西”...が 好き

空...に 向かうときは
 “西”ばかりを
   見上げてしまう

私の 好きな 風景は

どうしたって
 “西”なんだよ

朝でも 昼でも
 夕でも 夜...でも

やっぱり “西”を
 見上げてる

そこに
 たどり着きたくて

思わず 両手を
 伸ばして しまう

そこ...に
 なにが
  あるんだろ

求めて 求めて
 追いかけて

来る日も 来る日も
 追いかけて

一心不乱...に
 進んだ 先に

私を
 迎えて
  くれるのは

私を
 待ってて
  くれるのは

たぶん
 きっと
  “東”だな

忘れて ないよ 大丈夫
 自分の 立ち位置
  思い出す

私たちは
 どうしたって
  “東のひと”
   なんだから

花嫁

夢をみた

かなを 見送って 49日...
 ちょうど その頃 だったと 思う
  お昼寝だ...

 夢...

かなは 花嫁衣裳に 身に包み
 真っ白な 綿帽子を かぶり

“太陽の窓”...がある
  その 階段...を あがってきた
   ゆっくりと 静かに

一段一段...
 リビングのある 二階へと
  上がってきた

以前...に 一度だけ
人間の姿で 夢に あらわれてくれた
 あの かなだ
  たぶん そうだ...そう 思った

夢は ぼんやり だったので...

だけど
 深くて 濃厚な 白い色
  柔らかそうな 厚みのある 花嫁衣裳...

その 花嫁衣裳は とても 鮮明で
 私の中に
  はっきりした 映像...で
   今でも 存在して くれている

花嫁...は
 息を こらして 見つめるしかない
  私の前を 通り過ぎ

和室へと 入っていった

そして
 押入れの中へ...
  入って いった

これは 夢...か
 白昼夢 なのか

いつ 自分が 目を 覚ましたのか わからない

心臓が 高なって
 息が 速くなって
  涙が ポロポロ 出てきた

あわてて 起き上がり

あの子...の

かなの姿を追った

押入れを
 あけて

その戸...を
 あけて

頭の中では
 “会えることは ないのだ”
  そう わかっていても

あの子の 名前を 呼びながら
 その戸の 向こうにある物...を

全部 出した
 次から 次から どんどん 出した

もしかしたら あの子が
 “かくれんぼ” しているかも しれないと
  思ったから...

ねえ かな...
 おかーさん “かくれんぼ” は 苦手だな

ねえ かな...
 おかーさんは かなのこと
  みつけることが できなかったよ

あのときの かなを
 みつけることが できたのは
  みつける ことを 許されたのは

たぶん
 きっと
  だい だけだったんだろう

それだから...の
 花嫁衣裳 だったのかも しれない
  そんな風に 思ったりもする

ねえ かな...

おかーさんに
 こっそり おしえてほしい

あのとき
 あなたは
  お嫁に きたの?

誰よりも 大好きで
 誰よりも 一番に 信頼していた
 “だい”くん...だものね

もしかしたら
 だいが それを 願ったの...か
  そして かなが
   その 想い...に こたえてくれたのか...

だとしたら
 かなは おしえて くれないね
  だって それは あなたたちの
  “ヒミツ” だものね

あなたたち だけの
 大切なこと...だものね

夢...は 夢

そして 現実...は ここに在る

だけど
 ときどき
  その 境界線の “はざま”で

立ち止まって
 しまいそうに なったり

ゆらゆら
 ゆれて しまったり

あのときの
 あの夢の すぐ後だったよ

だいが
 体調を
  くずし始めたのは

やわらかな 夢からの
 ゆらぎ...と

現実に 起きてくる
 厳しさ...
  との 対峙

あれ...は

 そんな

  体感 だった

砂漠

「いじめは どこにだって
  あるんだよ」

「大人に だって
  あるんだよ」

そんな ことばを
 よく 聞くけれど

言われて みれば
 そうだよなって
  思ったりも するけれど

“そこ”に 慣れちゃ
  いけないよ

“それ”が 当たり前と思っちゃ
  だめだと 思う

それは 当事者じゃない...からで

それを 受けてる 本人は
 ただでさえ 苦しくて つらいのに

さらに おそいかかってくる
 周囲の 様子...の大方は

“みて みぬふり”

“自分は関係ありません”

“ターゲットが 自分じゃなくて よかったな”

この空気...この気...乾ききったこころ...

これに よって
 さらに 深く 傷つけられ

立ち上がる 気力すら
 どんどん そがれて ゆく

負のループが 出来上がる

こんな 悲しいこと
 減らして ゆきたいね

人の こころを
 思いやる 気持ち

“もしも それが 自分の ことだったら”...と
  そんな 風に
   意識を 向けられる 気持ち

「ねぇ もう やめなよ」って
  言える 勇気

もしも 勇気は 出なくても
 せめて一緒に泣いてあげられる
  そんな やさしい 気持ち...

からっからに
 かわいて しまった
  砂漠のような こころ...では

持てる ものも
 持てなく なっちゃう

たとえ 持っていたとしても
 こわくて 表に 出せなくて...


こころに
 ゆとりを
  与えて あげて

たっぷりの 水を
 与えて あげて

  そんな 風に
      思ったりする


追記

食事の
 質も
  大事かな

“インスタント”ばかりでは

そういう
 身体が
  出来上がる

“インスタント”...な
  こころ が
   つくられる

必要なのは
 内容のある 栄養だ

お手軽 簡単な
 満腹...ではない

少しずつでも
 変えてゆこう


 自戒を こめて