武者震い

そろそろ
会いたいなと
 思っていると

バツグンのタイミングで
遊びに来てくれる

まるで
 さくらんぼのような
  女の子

いっぱい 遊んで 遊んで 遊んで
ふ...と
我に返ったかのように
自分のお腹をなでながら
「ペコペコ」と言う

「はいはい」と
みんなで
お昼ごはん

そのあとのデザート
いつもは くだものや
手作りのゼリー

だが
今日は
パパとママの
おゆるしを得て
特別に
ほんの少しだが
アイスクリームが
お皿にのった

もちろん
ゼリーと真っ赤な苺もだ

それをみた
さくらんぼちゃん

両方のお手々 力いっぱいグーにして
ブルブルブルブルっと 
ふるえた

これは また
 みごとな
  ”武者震い”

うれしかったんだね
あたしも うれしいよ

こんな風に
喜びを
全身で表現すること
忘れてた気がする

喜びを
ひとつひとつ
ちゃんと味わいながら

それを
表現しながら
生きていこうって
思ったよ

うん
ほんと...

とても
 大切な
  ことだよね

さくらんぼちゃん
 君は
  ステキだ

正念場

おもてに ポンと
いとも たやすく
そして 堂々...と
”事実”であると
押し出されてくる
もの...こと...

そのうらに在る
粛々と 在る
”真実”を

この
”真実”を求めて 求めて 追いかけて

そこに
たどり着くことを
望むなら

覚悟が必要だ

ただの
中途半端な
 興味本位の
 ”求”ならば

追いかけるのは
やめてしまえ

”追う”ことを
許されるのは

本物の
覚悟を持った
つわものだけだ

そんな”ひと”
この世の中に
はたして 何人
いるのだろうか

だけど...
 暗くなることは
  ない

真実は
 ぶれないし
  ゆらがない

完全なる
 ”まる”の上に
 きちんと在るのだから

それを
 信じる こころ
  手離さないで

明るく居よう

自分がそこに
 何をみるか
  何...を
   信じるか

つわものには
 なれなくても

他に色々と
 できることは
  あるんだな

エール

宇野君
シーズン
はじまって

スケート アメリカ
ショート

冒頭のジャンプ
ダブル

でも.でも
相棒...の
曲と一緒に
流れにのって
”とても柔らかな”感じがした

忘れられない
2018年の
世界選手権

トゥーランドット

その演技も
インタビューに
答える姿も...

この選手
なんて きれいな
涙を
流すんだろう

そう 思った

少し 前の
フランス杯

手痛く
ころんでも
ころんでも...

こころを
置いてきぼりに
しないで
滑り切った

”一人”で座る
キスクラ の彼に

しみじみと
送られる
沢山の人達の
エール

この選手の
”こころ”と
つながって

共鳴してくれた
人たち

暖かい
風景

何とも言えず
うれしかった

それ.
想い出した

この子の
成長してゆく
姿に
本気で励まされる自分がいる

いろんな
角度から

私は 私で
自分に
 エールを
  送ってみたくなる

そんな
気持ちに
させてくれる

自分を
もうちょっと

大切に
してみようかな

なんて
 思わせてくれる



追記

フリー
ボレロ

最高...です

たくましくなった

 たのもしくなった

とはいえ
 演技中は
  やっぱり
   ハラハラ
    ドキドキ

心の中で
 手を合わせてる

あたしゃ
”ばあや”...か

”ばあや”...て
  ちと
   古いだろ

としが バレるわ

コーンフレーク

いつもと 違う
公園を散歩

シャク シャク
ザク ザク

足もとが
にぎやかだ

ハルとヤマトと
私の足音

山盛りの
落ち葉が

音を創り出す

気持ちが
良くて
歩き続ける

ふ...と
コーンフレーク...が
食べたくなった

そうだ
 そうだよ
  コーンフレークだ

他にも
いろいろまぜて
クッキーを
焼こうかな

仕事帰りに
夫に
買ってきてもらおう

でも...
 太っちゃう...
  かな

まあ
 いいか

ブラボー

目の前に

さくらんぼみたいな

可愛い子

ちょっと...

聞いてみる

「赤...は?」

その子は 答える

「と・ま・れ」

「じゃあ 青...は?」

さらに訪ねてみる 答えは

「す・す・め」

では では

「黄色...は?」

その子はきっぱりと 答える

「ちゅうい!!」


おお!

小さな おくちで
強く 答えた

うむ
 ここが
  肝心なのだな


”黄色”...か

 
人生を左右する

 ターニングポイントだ


彼女は

 人生を 

  知っていた


ブラボーだ

振動

”大きな ゆれ”だ
わかりやすくて
対応も
決断も
はやい

”小さな ゆれ”だ
意識を
集中させなければ
わからないような

この...
”ゆれ”

これが難しいよ

そして
ここが
肝心だ

これに
向きあうときの

バランスの
とりかた

”微の極み”だ

そして”美の極み”...か

求めて
止まない
”まる”

会いたくて
たまらない

自身の
”まる”

ちいさく 小さく
ゆれながら

つくり
上げていく

これ
職人技だろ


かな...は
何も
言わないな

ピタ...と
そばに
いてくれて

目を
閉じて

その振動を
 感じてる

私と
 一緒に...

とても

 静かだ

呼吸が

 らく...だ

かごめうた





”かごめうた”

小さい ころ
そのうた
うたいながら
友達と
遊んだ

意味など
わからず
手をつないで
まわってた

はじめに
うたった”ひと”って
誰なんだろ

どんな
”ひと”
なんだろ

すこし前に
みた
”かご”の夢

『目の前に
 かごがあった

 鳥...かご...の
 ような

 とても
 美しくて

 小さな
 いくつかの
 
 玉...のような
 石...のような

 ”かざり”が
 されていた

 その かごには

 きちんと
 ”かぎ”があった

 たしかに あった

 ”かぎ”を
 みつけたのではない

 ”かぎ”は
 ちゃんと あったんだ

 そう

 思って

 とても

 安心した...』

ここで
目が覚めた

夢...と現実

行ったり来たり

まったく

ゆたかな

人生だ

追記

ところで...
 なんだけど

”かごめうた”って
まるで
からくり屋敷
みたいだな

人生も
 そうかな

からくり屋敷
 みたいなものかな

だったら
冒険
するしか
ないよね

ああ だけど

「安全第一」...なら
ひとつの部屋で
楽しむのも
ありだ

次から 次から
戸を
開けてく人...
 そんな人

感服...

致します

私...は

 どっち

  だろ