転生

”もっと もっと”

ここから
生み出される
様々な 悲劇

たとえば 戦争...

天地の理に 添っていない
争い...と 付け加えようか

たとえば 自然破壊...

これ以上 踏み込んでは
いけないという

本来在るべき
境界線...

その 感覚...

これを
”もっと もっと”が
曇らせてゆく

ついには
僅かに 残っている
”良心”さえも

もっともらしい
ありとあらゆる名目のもとに

流れるように
淘汰されてゆく

それは たぶん

私たち人間が

”弱い”から

”安心できない”...から

そして
人間の

この”まる”の上での

立ち位置の
不安定さ...

自然の中に
身一つで
放り出されたときの
絶対的な弱さを
本能でわかっているから

”足るを知る”

頭では理解していても
”もっと もっと”...が
その境界線を
どんどん
あやふやにしてゆく

自分たちにとって
限りなく
都合のいいように
移し替えてゆく

ここから
生じる
”ひずみ”...のようなもの

これが
”まる”にとっての
ありとあらゆる
悲しみを引き起こす

大きな大きな 自然界...
それ...との調和のなかで
便利や楽や
幸せを
かしこく 考え
求めてゆけば
いい...のに

美しい
大きな”まる”が
完成するのに...

ゆるぎない
安定した”まる”が
整うのに...
ね


追記

”もっともっと”...か
私にもある
山のように...

どうにかしなければと
思いながら
たった一度の
人生では
昇華しきれない

だから
 人は
転生を繰り返すのかな

何度も
 何度も

今度こそは...と

 課題を

  しょって

むすび

遠い昔
自身の
奥の奥
深く深く
眠っているもの

それは
なにか

切られた
へその緒の
根元...のような

そして
その奥底に
かくされた

その部分と
つながること

それを求めて
手を伸ばし
必死に
探してしまう

記憶の
かたすみに
”在る”もの

そこに
辿り着く

こんな 感覚って
あるんだな

”統合”
 ...なのか

”日”を
 くり返し くり返し

踏まれても 踏まれても
再生する

その
”草”のように

力強く
”在る”
もの

そろそろ
手を
握ってみようか

”それ”との

むすび...を

約束...を

こころ

完全無欠の純粋性

ここに
垣間見えてしまう

”きつさ”と”キケン性”

ぐるり...と
180度の裏側で

”鬼”の中に
じ...と
隠れている

哀しみや慟哭

そして
流すことも許されない
絞り出すような
涙...を

それを
みてしまうときの
ゆらぎ...と
無...

黄金の座に
君臨する

”正義”という
存在に対する

微かな
抗い...と

その中に
在る

小さな
 小さな

落とし穴...を
みる

すべての
ものにある

表と裏...か



少し

心が

楽になる

おすそわけ

私の四季

スタートは冬

次に来る
種まきの時のため
準備をする

土台を
作っておく

ビーバーみたいにね...

動き出す
始まりの時のため

鍛えて
整えて


春は
すべてのものが
芽吹くとき

良いものも

悪いものも

なんだか
賑やかだ

冬に
整えた
”おかげ様”

そこに
なにを
作ろうか

そして
その種まきの楽しさよ

自然と芽吹きは
素晴らしい
ものとなる


夏は
...といえば

せっかくだから
おしみなく
汗をかこう

じっとしているのは
もったいないな
限度はあるが...

いっぱい
気持ちよく
汗をかいて

春に出し切れなかった
邪気を出し切り

ああ それと
のんびり屋さんは
春に出せなかった
良いものを

ここで
芽吹かせ

一気に開花
させようか

身軽になって
スペース開けて

収穫の秋...を迎えよう

豊穣...よろこび...
感謝して
受け取ろう

多くを
受け取った者...は

”がんばったのに
 少なかった”者...へ

 お・す・そ・わ・け

両者の
様々な
形の感謝が

これまた
ひとつの
”まる”になる

”ひとつ”の

”とし”が

出来上がる

ボレロ

ジャパン オープン

宇野くん
”ボレロ”

最初のジャンプ
ころんじゃったけど

いいよ
いいよ

どんどん
良くなってく

この子の演技
はじめて見た時

なんかしらんけど
涙出てきた

特別ファンという訳ではなく
名前もしらなかったけど

ツーツー
泣いてしまったこと
思い出す

なんていうか...
ドキドキしながら...
心のカップが...
満たされていく...

そんな感じ

ちょっと もー

あたしも
頑張るわって

そんな
気持ちに
させてくれる

やさしい
 サムライ

ほんと
 大好きだわ

良い
シーズンを...
ね

ずい分前だけど

夢の中で

若い男の人が

何かをくれた

たぶん それは

”報酬”...だ

「こんなに沢山

 いいのでしょうか」

私は少し

驚いて...

若い男の人は

満面の笑みで

答えてくれた

「六次元的な

 ものですから」

...だ、そうで...

ねぇ

かなちゃん

六...て

 なんだろ

...ね

二代目

くる日もくる日も
ハルとヤマトと
歩く日々

ときどき
しんどいことも
あるけれど

間違いなくの
”やさしい時間"
流れる...ような

たまに一人で
歩いていると

「あら?
 今日はどうしたの?」

そんな声を
かけられる

思わず
”クス”と
笑ってしまう

そうだよね
何かが
足りない

わかるよ
自分でも
それ
よ~くわかる

右手と左手
そこに彼らが居ないとね
...

だいとかな
あの子達との
”時間”へと
つながっていく

ハルとヤマト...

いつのまにかの
立派な
”二代目”...だ