あこがれの人 ”おばあちゃん” 母方の祖母 綺麗な人だった 特別 美人...という訳では ないけれど 心底 綺麗な 人だった 朝は早くから 畑仕事 軽く食事をとり また畑へと... とにかく よく働く人だった 肉は食べない 口数は少ない 食事も少な目 寝る前に ほんの少しの日本酒 なんでも 少な目なのに 逆に バイタリティの ある人だった たまに 仕事を早めに 切り上げ お風呂に入る ビシッと 着物に着替えると 私と妹を連れて 写真館に向かう ああ なつかしい 祖母と出かける時 本当に 嬉しかった ぎゅっと 手を繋いで渡る 横断歩道 覚えてる はっきりと どんなに 嬉しかったか ”ねえ みんなみて あたしの おばあちゃんなの いまね てをつないでいるの” ほんと 嬉しかった 追記 私が眠る時 よく 添い寝を してくれて ”スサノヲの命” ...の話 聞かせてくれた 背中 ...を さすりながら 日本の神話 語ってくれた ...ね おばあちゃん
カリスマ
今年の夏 ち...と 暑かった 暑くなる 少し前のこと 6月くらいだったかな お散歩から帰ってきて ふと... 着ているTシャツに 何か付いている ”何?” よく見ると 少し細長い感じの 小さめの虫だ 点がいっぱい ついている 数えてみると 十三個ある なんだこれは よーくみると ”面長な てんとう虫”って ところかな あらら... はじめてみたわ Tシャツに そっと指をそえると すっと乗ってきた ”外に帰さなきゃ” そう思って 手のひらに誘導する そのまま玄関から 外に出る 庭の芍薬が 目に入ったので 上の方の葉の上に コロンと乗せてみた しばらくじっとしていたが そのうち プアっと 空に飛んでいった 家に入って すぐに調べてみると ”十三星てんとう虫” ...で 間違いなさそうだ ”十三星てんとう虫” ...か なかなか ハンサムな やつだった 今年の夏 暑かった夏 ちゃんと 乗り切ったかな 存在感 あったな 小さな身体に いっぱいの星 背中にのせて 飛んでいった 君は カリスマ
栗鼠
”ほら みてよ” ”こんなことだって できるんだよ” 神社で お参りのあと 境内の 緑の中から 姿を現した 一匹のリス まるで 曲芸ひろう...か くるくる回ったり 木に登ったかと思うと ひっくり返り...の 様々な まるで... まるで 自分にできることの すべてを みせてくれているかの様な 思わず 拍手をしてしまうほど... ”あぁ すごいな” 思わず 声に出してしまうほどの... その様子に 何人かの人が 集まってくる ”みて下さい すごいんですよ”と 何か とても... とても 誇らしくて そう つぶやいてしまう 苦しくて つらくて がんじがらめで 身動きがとれない そんな 何とも言えない感覚と 戦っていたあのころ ”頑張ってみて” ”ほら 君も 動いてごらんよ”...と あのときの リスを なぜか ふ...と 想い出した 心の中で再び 拍手を送ってみる ”誇りのリス”だな 見事だよ
りんご
"まるく おさまる” 奥が深い ”まるく おさめる” 清濁併せ のみこんでみる これも 陰陽か たとえば 向き合う相手に ”清”だけを 求めすぎると それ 自分に返ってくる 自分の中の ”濁”の部分に 自分が責められる 泥の中で 咲く花も あるだろう ”まるく おさめる” このことに 実は どれだけ人が 救われているか ...と いう事... そのこと 少し 考えてみよう 追記 そういえば 20年くらい前に... ポーンと 放り投げられた”りんご”を その ”りんご”を す...と 受け取った夢 そんな 夢を みたこと あったな あれは 確かに ”りんご” だった
アイシャドー
影を きらわなくて いいんだな 逃げなくて いいんだな 影と 向き合って いいんだな 友達に なって いいんだな そうだよね どうせなら 美しさを求めて 影と 上手く 折り合おう アイシャドーだって そうだよね それ 上手に使って 美しい アートが 出来上がる 光だけを 求めていると ”まる”は なかなか 完成しない だって 生きているんだから お日様 あびて 地に立つと ”当たり前の影”でしょう 歩いていると ついてくる 走っていても ついてくる 必死に 逃げても 追いかけてくる だからさ それで いいんだよ お互い 折り合うことが 大事だな 気が向いたとき そんな時 ”影”をちょっと のぞいてみると その裏側に 今までぜんぜん 気付かなかった ”光”が みえて くるかもしれない ”新しい光”が ...ね。 それ いいよね
ソーランブシ
YouTube 渡りガラスのように 彷徨ってたら バーンと 飛び込んできた ”ソーラン節” 美しいわぁ...やら 日本だわぁ...やら 格好いいわぁ...やら こちらは フィギュアスケートの だい・かなペアで ございます。 まるで忍者みたい 踊りながら 敵をよわせる 忍者みたいだ 大ちゃん黒で かなちゃんが白。 ここにも 陰陽 みつけたわ。 美しい”まる” みつけちゃったわ。 追記 だいちゃん かなちゃん ソーランブシ 観て がぜん 元気が出て ハルとヤマトの 夜のお散歩 わき出してくるように 頭の中で ”ふるさと”の歌 大好きな歌 特に 3番の歌詞が とても好き こころざしを はたして いつの日にか 帰らん 山は あおき 故郷 水は 清き 故郷 何度聴いても 泣けてくる ”ソーランブシ”からの ”ふるさと”か... 原点に かえる...か 日本...だな そうなんだ 日本、なんだ
螺旋
ふと想い出した だいとかな いくつのときだったかな 散歩している途中で 足を止めて 空を見上げると 遠く遠く 2羽の”サギ”が 飛んでいた ...と その二羽の”サギ”から ツーラ ツーラ...と 細い細い 二本の線が 螺旋を描きながら 降ってきた きれいだった 金と銀が まぶされているのかの様に チカチカと 光りながら 降ってきた 思わず 両手を広げて 受け止めたくなるような 美しい 線だった それ 想い出した だいとかな あの子達は ほんとうに 様々なものを 私に 見せてくれた その心に どう 応えてゆけばいいのか 少し 考えてみようか...